
こんにちは。夏の電気代、気になりますよね。「温度を1℃上げる」「扇風機を回す」…分かってはいるけど、いざ家でやると続かない。
今日はむずかしい専門用語はおやすみして、窓・風・湿度の3つだけに絞って、体感ひんやり&電気代は静かにダウンを目指す作戦をやさしくまとめました。お部屋のタイプ別レシピもあるので、すぐ真似できますよ。
目次
1. まずは考え方|“温度だけ”じゃなくて「湿度」を下げる
- 体感温度=気温+湿度+風のバランスで決まります。
- 湿度が高いと汗が蒸発しづらく、同じ28℃でもムワッと感じます。
- だからゴールは温度を下げすぎない代わりに湿度を下げること。目安は50〜60%です。
ここが決まると、設定温度を27〜28℃でも快適に感じやすくなって、結果的に電気代が落ち着きます。
2. 効く順番は「窓 → 風 → 設定温度」
- 窓:日射(直射日光)を入れない。カーテン・ブラインド・遮熱でストップ。
- 風:サーキュレーターで空気を混ぜる(エアコンの冷気を部屋全体へ配る)。
- 設定温度:最後に調整。湿度が落ちていれば、下げすぎなくても快適。
この順番で対策すると、同じエアコンでも体感がガラッと変わります。
3. お部屋タイプ別“ひんやりレシピ”
3-1. ワンルーム・1K
- 窓:遮熱カーテン(レース)+厚手カーテンを昼間は連続で閉める。ブラインドなら羽根は上向き(太陽光を上へ逃がす)。
- 風:サーキュレーターをエアコンの対角線・上向き45°で。冷気を天井側から回すイメージ。
- 湿度:除湿は弱〜標準。干し物がある日は除湿運転+扇風機で一気に下げる。
3-2. LDK(リビング+キッチン)
- 窓:一番日が入る窓だけでも遮熱を徹底。キッチン側は耐熱ロールスクリーンも◎。
- 風:リビングの端にサーキュレーター、キッチンへ向けて送風。逆側にもう1台あれば対流が完成。
- 湿度:調理時はレンジフードON+軽く窓換気で湿気を外へ。夜は除湿弱でじわっと下げる。
3-3. 寝室
- 窓:就寝1時間前に遮光+遮熱をセット。朝日が差す窓は起床30分前に自動で開くと体がラク(スマートブラインドがあれば)。
- 風:サーキュレーターは足元から天井へ。直接当てずに空気を回すと喉が痛くなりにくい。
- 湿度:寝具のムレ対策に除湿弱+微風。設定温度は27〜28℃でOKな日が増えます。
4. サーキュレーターの“当て方”だけで体感が変わる
- 上向き45°・対角線が基本。冷気は下にたまるので、上へ持ち上げて部屋全体へ回します。
- エアコン直下はNG。吸い込み口・吹き出し口の邪魔をしない位置に。
- 2台あるなら、部屋の対角に置いてぐるっと循環。ムラが消えます。
5. カーテン・ブラインド・遮熱フィルムの使い分け
| 対策 | 効きどころ | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 遮熱レース+厚手カーテン | 日射&目隠し | 簡単導入・洗濯OK | 床まで“つるっと”垂らす(隙間から熱が入る) |
| ブラインド(羽根上向き) | 反射・拡散 | 方角で調整しやすい | すき間が大きいと熱が入る |
| 遮熱フィルム | 窓ガラスそのもの | 直射を大幅カット | 賃貸は管理規約の確認を |
まずは「一番暑い窓」だけ対策でも効果を感じやすいです。
6. エアコン設定のテンプレ3つ(コピペでOK)
テンプレA|在宅ワークの日
- 朝:除湿弱(30〜60分)で湿度を先に下げる → 冷房27〜28℃
- 昼:サーキュレーター上向き+ブラインド羽根上向き
- 夕:西日タイムは最も西側の窓だけ遮熱強化
テンプレB|帰宅後すぐ冷やしたい
- 外出前:カーテン閉めで部屋を温めない
- 帰宅直後:冷房強風で10分→自動へ、同時にサーキュレーターON
- 落ち着いたら:設定27〜28℃へ戻す
テンプレC|就寝時は喉を守りたい
- 就寝1時間前:除湿弱でムレを抜く
- 就寝中:冷房27〜28℃・微風+サーキュレーターは足元→天井
- 起床30分前:タイマーOFF(朝寒くなりすぎない)
7. “つけっぱなし”は本当に安い? 落とし穴の話
- 外気温が高く、短時間の外出(30〜60分)ならつけっぱなし有利なことが多いです。
- ただし半日以上の不在はOFF推奨。帰宅前に先行除湿→冷房で十分間に合います。
- 部屋の断熱・日射対策が弱いとつけっぱなしでも電気代が伸びるので、まずは窓を整えましょう。
8. すぐ効くメンテ3点
- フィルター掃除:2週間に1回。吸い込みが良くなる=設定を下げなくて済む。
- 室外機の周りをスッキリ:前後左右にスペース確保。植木・落ち葉・物置は移動。
- ドレン詰まりチェック:水がポタポタする時は無理せず業者さんへ(梅雨〜真夏は詰まりやすい)。
9. 除湿機・扇風機・サーキュレーターの“仲良し使い”
- 湿度が高い日は、除湿機をエアコンの対角に置いて相乗効果を。
- 扇風機は人に当てる、サーキュレーターは空気を混ぜる役割で使い分け。
- 部屋干し日は、除湿60%目標で自動運転+サーキュレーター下から上へが最短距離。
10. よくあるQ&A(やさしく、ていねいに)
- Q. 設定温度は何℃が正解?
- A. ご家庭や体調で差があるので27〜28℃+湿度50〜60%を目安に。湿度が高いと同じ温度でも暑いので、まず除湿から。
- Q. 扇風機とサーキュレーターの違いは?
- A. 扇風機は人に風を当てて涼しく、サーキュレーターは空気を循環させてムラをなくします。寝室はサーキュレーターを直接当てずに使うと喉がラク。
- Q. 除湿運転だけで涼しくなりますか?
- A. 湿度が下がると体感は下がります。暑さが強い日は「除湿→冷房」の順で。
- Q. 電気代の“見える化”は何から?
- A. 電力会社のアプリやスマートプラグで日別グラフを見るだけでも十分。“対策前後でどう変わったか”が分かると続けやすいです。
11. 今日からできる“3ステップ”
- 一番暑い窓に遮熱対策(カーテンでもOK)。
- サーキュレーターを上向き45°・対角線に設置。
- 寝る1時間前に除湿弱→就寝中は27〜28℃・微風でおやすみ。
この3つだけでも、体感はびっくりするくらい変わります。
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