
こんにちは。毎日の家事や子育て、お仕事にと、気づけば一日があっという間…という方も多いですよね。
「もっとラクに暮らしたい」「スッキリ片づく家にしたい」「家族みんなが笑顔になる間取りにしたい」。
そんな思いでリフォームを考えはじめたときに役立つ、“住んで分かったリアル”に寄り添う間取り&収納のコツを、やさしい言葉でたっぷりまとめました。
正確性を大切に、一般的に有効とされる設計の考え方や進め方、チェックポイントを整理しています。お住まいの条件や法律・メーカー仕様により最適解は変わるため、最終判断は必ず専門家と現地確認のうえで行ってくださいね。
目次
1. リフォームで「後悔しやすい」ポイントTOP5
- 動線がちぐはぐ…キッチン⇔洗濯⇔物干し⇔しまう の行き来が遠くて毎日が小さなストレスに。
- 収納の“量はあるのに使いにくい”…奥行きが深すぎる、扉が干渉する、目的の場所に棚がない。
- コンセント不足・位置ミス…掃除機・ドライヤー・在宅ワークの電源が届かない/足りない。
- 音・におい・温度問題…リビングと寝室が近すぎる、キッチンのにおいが回る、夏冬の体感差が大きい。
- 予算配分のバランス崩れ…見える所に予算を使いすぎ、見えない「断熱・換気・配線」に手が回らない。
まずは「毎日のストレスの正体」を言葉にしてみましょう。
例:“洗濯物を運ぶのが遠い”“家族の持ち物が玄関に散らかる”“朝の身支度が混み合う”……これらが、設計で解ける“お悩みのカギ”です。
2. 家事がラクになる“動線設計”の基本
2-1. キッチン動線|ワークトライアングルを意識
冷蔵庫・シンク・コンロの三角形(ワークトライアングル)の合計距離は、3.6〜6.0mが一般に作業しやすい目安とされます。
狭すぎると回転が窮屈、広すぎると歩数が増えます。通路幅は90cm前後をひとつの基準に(冷蔵庫開閉や二人作業なら100〜110cmも検討)。
2-2. 洗濯動線|「洗う→干す→しまう」を一直線に
家事時短の王道は“工程を分断しない”こと。洗濯機の近くに室内干しスペース(ホスクリーン等)と家族分の収納を計画できると、往復が激減します。
浴室乾燥やガス/ヒートポンプ乾燥と組み合わせ、畳まず掛ける収納も味方に。ハンガーパイプ+引き出しで「戻す」のハードルを下げましょう。
2-3. 玄関→パントリー→キッチンの“買い物動線”
重たい荷物をリビング横断せずに運べる導線は日々の負担を軽くします。
玄関土間の延長や勝手口近くにパントリーを設け、帰宅→仮置き→片づけを一直線に。床はキズ・水・土汚れに強い素材が安心です。
2-4. 回遊動線&2WAY動線
家の中心(LDK)を回り込めると、家族の動きがスムーズに。
洗面所は玄関側とLDK側の2WAYにすると、帰宅後の手洗い&朝の混雑を解消できます。
3. “片づく家”をつくる収納計画
3-1. 収納率より“適正配置”
「収納は多い=正義」ではありません。大切なのは使う場所の近くに、使う量だけ。
しまう物のサイズ・数を把握し、箱の内寸(引き出し/棚)を合わせましょう。
収納は7〜8割運用が使いやすい目安。ギュウ詰めは出し入れのストレスに。
3-2. 使用頻度×取り出しやすさの“高さ設計”
- よく使う物:腰〜目線(取り出しやすい帯)
- 重い物:腰より下(落下リスクを減らす)
- 季節物・ストック:天袋・床下
3-3. 見せる/隠すのメリハリ
美しく飾る「見せる収納」はホコリ・整頓の手間が増えがち。
毎日使う生活用品は“隠す”を基本に、取り出しやすい引き出し・扉付きで“散らからない仕組み”を先に作るのがコツです。
3-4. ファミリークローゼット(ファミクロ)
廊下や洗面・ランドリー隣接のファミクロは、家族の衣類がひと所で完結する人気プラン。
動線短縮・家事分担のしやすさが魅力で、成長に合わせて棚位置を変えられるレール式が便利です。
3-5. 玄関収納・土間
ベビーカー・アウトドア用品・学校用品など“家の外と内の境界に置きたい物”を受け止めます。
濡れや土汚れに強い床材、ホウキや傘の縦収納、可動棚+有孔ボードで柔軟性を高めましょう。
4. ゾーニング(音・視線・温熱を分ける)
4-1. 音対策
寝室や書斎はリビングと壁を一枚挟むだけで静けさが変わります。
音源(TV・ピアノ・水回り)から距離を取り、ドア位置のずらし(対向配置を避ける)も有効です。
4-2. 視線コントロール
帰宅してすぐリビングが丸見えだと片づけの負担に。
玄関⇔LDKの間に“ワンクッション空間”(土間・ただいま手洗い・飾り棚)を設け、視線をコントロールしましょう。
4-3. 温熱環境
廊下や洗面が寒いとヒートショックリスクに。内窓・断熱ドア・床下断熱の見直し、ドアの位置で暖気・冷気を逃がさない工夫を。
南面は日射取得、夏は外付けブラインドや庇で日射遮蔽。方位・窓サイズ・ガラス仕様はプロと最適化を。
5. 水回り計画の“暮らし直結ポイント”
5-1. 洗面と脱衣を分ける/回遊させる
来客時や家族が多い家は洗面と脱衣の分離が気楽です。
2WAYの洗面(玄関⇔LDK)や、廊下とランドリーを回遊できる動線は、朝の渋滞をやわらげます。
5-2. 給湯・設備スペースの“見えない計画”
エコキュート(ヒートポンプ給湯器)の屋外機・貯湯タンクは点検スペースと搬入経路が重要。
屋外設置場所の振動・騒音・排気の向きにも配慮し、隣家や寝室に影響しない位置を選びます。
屋内側はメンテ用の点検口、分電盤容量・専用回路、将来交換時の通路もチェックしておきましょう。
5-3. 配管・勾配・換気
キッチンや洗面の移設は、床下や天井裏のスペース・勾配確保が前提です。無理な延長は詰まりやすさ・清掃性低下の原因に。
24時間換気は有効に働くよう吸気・排気の位置関係を最適化。臭気や湿気の流れ方も事前に確認しましょう。

6. 省エネ&快適性は“静かな満足度”に直結
6-1. 断熱と気密のバランス
窓の断熱強化(内窓・高性能サッシ・Low-Eガラス)は体感が変わります。
壁・天井・床の断熱は、工法・地域・既存躯体に応じて最適化。気密の取り方や結露リスクもプロと確認を。
6-2. 換気計画
24時間換気(第1/2/3種)は、計画通り空気が動くことが大切。給気口の掃除・フィルターメンテも運用の一部です。
キッチン・トイレ・浴室は短いダクト+適切な風量で確実に排気できるルートに。
6-3. 照明計画(タスク/アンビエント/アクセント)
「全部ダウンライト」より、作業用(タスク)+全体(アンビエント)+見せ場(アクセント)の役割分担が快適。
鏡前は顔に影が落ちない配置、ダイニングは眩しさを抑えつつ料理が映える色温度を。調光・調色は暮らしの満足度を上げます。
7. バリアフリー&将来対応
7-1. 段差解消と出入口幅
段差はつまずきの原因に。床のレベル合わせや敷居撤去、出入口の有効幅(将来の手押し車・車椅子も想定)を検討。
引き戸は省スペースで開閉が軽く、家族にやさしい選択です。
7-2. 手すり・下地の準備
今は不要でも、将来に備えて下地補強を入れておくと安心。階段・玄関・トイレ・浴室は優先度高めです。
7-3. メンテしやすい素材選び
- 床:耐水・耐傷性と素足の心地よさのバランス
- 壁:汚れが拭き取りやすい表面、貼り替えしやすい仕様
- 水回り:カビ・水垢に強い素材、目地を減らす納まり
8. 予算配分と“優先順位”のつけ方
限られた予算で満足度を高めるコツは、「必要」「大切」「できれば」の三層に分けること。
まずは健康・安全・衛生(断熱・気密・換気・配線・下地)を優先し、次に動線と収納、最後に意匠のアップグレードへ。
費用の盲点は、造作家具・電気配線の増設・既存撤去・下地補修・搬入費。見積りの内訳で事前に確認しましょう。
9. 進め方スケジュール|“迷子にならない”手順
- 不満の棚卸し…家族全員の困りごとを可視化。写真・寸法・動線メモを準備。
- 現地調査&ヒアリング…構造・配管・方位・日射・騒音源を確認。将来計画も共有。
- プラン提案&概算見積…代替案を2〜3案比較。費用対効果と工期・仮住まい/在宅工事の可否を検討。
- ショールーム体験…キッチン・浴室・窓・床を触って確認。お手入れ方法も聞く。
- 詳細設計・最終見積…コンセント・スイッチ・照明・下地・点検口・経路を確定。
- 契約・着工準備…工程表・近隣挨拶・荷物移動計画。養生範囲や工事時間も共有。
- 工事・中間確認…配線・下地・位置の最終チェックは“壁を塞ぐ前”に。
- 完了検査・引渡し…不具合や調整点をリスト化。取説・保証書・メンテ計画を受領。
- アフター…季節ごとの使い心地を記録。次回の微調整や追加工事の参考に。
10. そのまま使える!リフォーム計画チェックリスト
- 動線:キッチン・洗濯・物干し・収納は一直線?通路幅は90cm目安?
- 収納:物の量・サイズを把握?7〜8割運用?使用頻度に合う高さ?
- ゾーニング:音・におい・視線・温度の分離はできている?
- 水回り:配管ルート・点検口・換気・勾配は妥当?
- 設備:エコキュート設置/交換スペース・点検スペースは確保?
- 省エネ:窓・断熱・気密・日射遮蔽のバランスは?
- 電気:コンセント数・位置・回路容量・通信配線は将来対応できる?
- 安全:段差・手すり下地・出入口幅・滑り抵抗は?
- 素材:清掃性・耐久性・メンテ性は家族に合う?
- 予算:必要/大切/できれば の三層で合意?見えない費用も確認?
11. まとめ|“今の暮らし”と“未来の暮らし”をつなぐリフォーム
間取りと収納は、毎日の小さなストレスをなくすための“仕組みづくり”。
動線を短く、収納を適所に、温熱と音・視線を整え、将来に備える——。
この積み重ねが、家族の笑顔とゆとりを生み出します。
「どこから始めたらいいかな?」という時は、まずは困りごとの可視化から。
そして、現地を見たプロと一緒に、構造や法律・既存条件を踏まえて最適解を選びましょう。
気になる設備(とくに給湯・エコキュート周り)は、点検スペースや交換経路まで考えておくと安心です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたとご家族の毎日が、もっと心地よく、もっと自分たちらしく輝く住まいになりますように。必要があれば、無料相談・お見積もりもお気軽にどうぞ。
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