
こんにちは。台風や大雨のニュースを見るたび、「もし停電したら…?」とちょっと不安になりますよね。
でも大丈夫。おうちにある太陽光発電・蓄電池・エコキュート・ポータブル電源を“いい感じに役割分担”できれば、数十時間〜数日ならぐっと安心感が増します。
今日は、むずかしい数式はナシで、家族目線の優先順位・運用のコツ・よくある落とし穴を、やわらかくまとめました。
※機器の使い方は各メーカーの取扱説明書と安全注意が最優先です。迷ったら無理せず専門業者に相談してくださいね。
目次
1. まず“優先順位”を決めると、停電の不安は半分になる
停電時は「全部を普段どおり」は無理。だからこそ、最初に家族の優先順位を決めておくと、判断がサクサク進みます。
- 第1優先:照明(夜間の安全)/スマホ充電(連絡)/ラジオ・情報
- 第2優先:冷蔵庫(開閉回数を減らす)/扇風機や暖房の最低限
- 第3優先:調理(カセットコンロ+電気ケトル/IHは短時間)/洗面・衛生
- 第4優先:洗濯・掃除など“後回しOK”な家事
この順を冷蔵庫や分電盤の近くにA4で貼っておくだけで、停電直後の“あたふた”がかなり減りますよ。
2. それぞれの得意分野=“役割”を知っておこう
太陽光発電(自立運転モード)
- 昼間の供給が得意。天気次第なので“その場しのぎの電源”として活用
- コンセント1口(機種により)で数百Wまでの家電を直接まかなえるタイプも
- 昼は調理・充電・洗面用のケトルなど“短時間×小刻み”で使うと◎
家庭用蓄電池
- 夜間〜早朝の電力の“つなぎ役”
- 容量(例:5kWh / 10kWh…)と出力(同時に使えるW数)がポイント
- “重要回路だけ”に送る設定ができると、電力の持ちがぐっと良くなります
エコキュート(ヒートポンプ給湯器)
- タンクの残り湯=非常用の“生活用水”として活躍(飲用は基本NG)
- 取水栓の位置と手順、タンクのお湯の温度確認(やけど対策)を家族で共有
- 復旧後は取扱説明書どおりに再加熱・点検を(不安なら業者へ)
ポータブル電源(バッテリー)
- スマホ・ランタン・小型家電の“点の電力”をカバー
- 容量(Wh)と出力(W)でできることが決まる。冷蔵庫の長時間運転は非現実的なことも
- ふだんから月1回は充電&動作確認を(いざという時にヘタってる問題を防止)
3. 消費電力の目安をつかむと“作戦”が立てやすい
家電・設備 | おおよその消費電力 | 停電時のコツ |
---|---|---|
LED照明(1部屋) | 10〜30W | 必要な部屋だけ点灯。ランタン併用で節電 |
スマホ充電 | 5〜15W | モバイルバッテリー&ポータブル電源で十分 |
ラジオ | 1〜5W | 単三乾電池タイプが安心 |
冷蔵庫(中型) | 運転時100〜200W(起動時は上振れ) | 開閉を最小化。保冷剤+クーラーバッグ併用 |
電気ケトル | 1000〜1200W | “昼の太陽光電力”に合わせて短時間で沸かす |
扇風機 | 20〜40W | 夏の体温調整に優先度高い |
電気毛布・ひざ掛け | 20〜60W | 部屋全体より“人を温める”が省エネ |
数字はあくまで目安ですが、「短時間×小電力を小刻みに」が停電運用の合言葉です。
4. 24〜72時間の“やさしい運用タイムライン”
停電〜6時間:まず、落ち着く
- 家族の無事確認/ガス・水・分電盤の安全確認
- 照明はランタン中心、スマホは省電力モードへ
- 冷蔵庫は開けない。凍った保冷剤を冷蔵室へ移動で延命
6〜24時間:昼の電力を“稼ぐ・活かす”
- 太陽光があれば昼にケトル・充電・扇風機をまとめて
- カセットコンロで調理。電気は湯沸かしだけに絞ると効率◎
- トイレは簡易トイレへ切替。エコキュートの残り湯で体ふき・洗面
24〜48時間:夜の“ぬくもり&涼”を、人に集中
- 電気毛布や湯たんぽ(昼に準備)で人を温める
- 夏は窓の風の通り道を作る。扇風機は弱でOK
- スマホ充電は1日1回に節約。連絡は短文に
48〜72時間:在宅継続か、移動かを判断
- 食料と水の残量、体調、近隣の情報で判断
- ゴミ(簡易トイレ等)の仮置きルールを家族で徹底
5. よくある“落とし穴”と回避ワザ
- 同時に色々つけて出力オーバー:電気ケトルと冷蔵庫は重ならない時間割に
- 昼の太陽光を無駄にする:「昼=沸かす・充電・洗う」を家族キーワードに
- バッテリー管理を忘れる:ポータブル電源は月1回の充電サイクルを家族カレンダーに
- エコキュートの温度に注意せず火傷:温度確認→冷水で調整→生活用水にの順で
- 通知・情報の取りすぎで消耗:信頼できる情報源に絞り、“1時間に1回チェック”へ
6. 家族タイプ別“やさしい作戦メモ”
小さなお子さんがいる家
- 夜はランタン+手ぬぐいでやわらかい明かり(寝かしつけに◎)
- お気に入りのタオル・絵本は安心グッズとして非常袋に
- ミルク・離乳食は湯沸かし優先(昼の太陽光時間に準備)
高齢のご家族がいる家
- 夜間の足元灯(センサー)で転倒予防
- 経口補水液を少量ずつこまめに。トイレ不安で水分を控えすぎない
- 服薬表・主治医の連絡先・予備メガネは1袋に
ペットがいる家
- フード・水・トイレ用品は1週間分をローリング
- 夏は風の通り道+保冷剤で体温ケア
7. 事前準備リスト(玄関とリビングに“分散配置”がコツ)
- 充電式ランタン×家族分/ヘッドライト(両手が空く)
- モバイルバッテリー/ポータブル電源(ケーブル類ひとまとめ)
- ラジオ(乾電池)/乾電池ストック
- カセットコンロ+ガスボンベ(本数チェック)
- 簡易トイレ一式(凝固剤・汚物袋・防臭袋・厚手ゴミ袋)
- 飲料水(1人1日2〜3L×3〜7日分)と日常の食材の“少し多め”
- エコキュート非常用取水の手順書(写真入り)をタンク近くに掲示
8. “家”を停電に強くする、ちいさな工夫
- 冷蔵庫の開閉は家族で回数共有(メモを貼ると効果絶大)
- 窓は遮熱カーテン・断熱シートで外気の影響をやわらげる
- タップ・延長コードは壁沿い固定で夜間のつまずき防止
- 分電盤(ブレーカー)は回路ラベルを貼っておく(「冷蔵庫」「照明」など)
9. Q&A(よくある疑問にサクッとお答え)
- Q. ポータブル電源で冷蔵庫はどのくらい動かせる?
- A. 容量と機種によります。長時間の連続運転は現実的でないことも多いので、開閉を減らす・保冷剤併用で持たせる作戦が◎。
- Q. 太陽光の“自立運転”で何を優先すべき?
- A. 湯沸かし・充電・扇風機など“昼に終わるタスク”。高出力家電の長時間運転は避け、短時間で区切るのがコツ。
- Q. エコキュートの残り湯は飲めますか?
- A. 基本飲用不可です。生活用水として、温度確認→冷水で調整の上、安全に使ってください。
- Q. 停電が長引きそう。洗濯どうする?
- A. 手洗い最小限+干すが基本。水が貴重なときは、肌着やタオルを優先。復旧後にまとめ洗いのほうが効率的です。
10. まとめ|“昼は稼ぐ、夜はつなぐ、人を守る”
停電の不安は、優先順位×役割分担×小さな準備でぐっと軽くなります。
昼は太陽光で沸かす・充電する。夜は蓄電池・ポータブル電源で灯りと連絡をつなぐ。水はエコキュートで生活用水を確保。
この3本柱を家族で共有しておけば、いざというときも落ち着いて動けます。
まずは今日、エコキュートの非常用取水の手順書を印刷して、スマホのメモに“停電の優先順位”を書き残しておきませんか?
それだけで、安心が一歩、こちら側に寄ってきますよ。
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